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晴耕暑読

晴天も度が過ぎると、外に出られなくなります。
屋内で本でも読みましょう。

それにしてもなぜこうも暑いのか、ということで温暖化関連の本を何冊か買ってみました。

1「不都合な真実」(アル・ゴア著、枝廣淳子訳、ランダムハウス講談社)
2「暴走する『地球温暖化』論 洗脳・煽動・歪曲の数々」(武田邦彦ほか著、文藝春秋社)
3「偽善エコロジー 『環境生活』が地球を破壊する」(武田邦彦著、幻冬舎新書081)
4「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(武田邦彦著、洋泉社)

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まず1を読むと、「温暖化で氷河はなくなるわ、台風は襲ってくるわ、ツバルは海に沈むわでそりゃもう大変なことになるんだ!」と書いてあるので「マジですか!」と震え上がってしまいました。

が、2を読むと「そら寒い時期もあれば暑い時期もありますがな、寒い時期が過ぎたら気温が上がるんは当たり前やおへんか。そら氷河ものうなります」と言ってるじゃないですか。

それによると、
・北極の氷がとけても海面は上がらない
・南極の氷はむしろ増える
・台風の発生数は増えていない
・気温が上がっているのはCO2ではなく太陽の黒点のせい

なんだそうです。

「人間の活動でCO2が出るせいで地球が暖まり、気候を急激に変えている」とあまりにもあちこちで言われているので、それ自体疑問の余地のない事実なのかと思っていたんですが、異説もあるんですね。

3と4はだいたい似通った内容で、「エコバッグもクールビズもマイ箸運動も意味がない。ツバルは沈まない」とか書いてあります。最後はなぜか「日本古来の心を取り戻せ」という道徳の授業みたいな話になってしまったので「何のこっちゃ」と思ったのですが、「トウモロコシからバイオエタノールを作る工程で石油を使うんだから、結局CO2削減にならない」という主張はなるほどと思いました。

2の薬師院仁志氏の論考に「国民精神総動員運動の再来」とあったのですが、確かにここ何年かのクールビズやエコバッグ運動にはそれに近いものを感じます。戦時中は武器を作るために鍋やヤカンをみんな供出して、少しでも「こんなこと役に立つの?」なんて言おうものなら非国民でしたが、今だって「人為的温暖化説」への異論が許されない雰囲気になっているわけで、異様っちゃー異様なんですよね。

「温暖化懐疑派」が正しいかどうかは分からないのですが、最近あまりにも猫も杓子もエコエコ言い過ぎじゃないの、と思っている人は懐疑派の本を読んでみるといいかもしれません。
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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

comments

"まともな科学" (?) では、地球は温暖化しているし、海水面は上昇するし、台風の数は知らないが発生場所・移動経路は変わってしまったし、太陽黒点の数は太陽活動度の指標にはなるけど、気温変動への寄与は少ない。

科学系の世論をあおるような口調の本は気をつけて読まないとだまされます。
ましてや科学を知らない人が読んだら、「科学はなんでも解決してくれる」という信仰があるので、だまされやすい。

> 北極の氷がとけても海面は上がらない

本を読んでいないからきちんとしたことはわからないけど、たぶん「コップの中の水に浮かんだ氷が溶けても水面は変わらないでしょう」と書いてあるはずで、それは正しいのだが、地球の海が果たして氷の中と同じかと言うことを考えなければならない。

その他いろいろ。たぶん、上のコメントのURL には書いてあると思われます。

>お前が騙されてんだよさん

率直なご指摘ありがとうございます。
えーと、私は自分の記事の中で懐疑派を支持したわけではなくて、単に「異説があるということを初めて知ったから紹介してみます」と書いただけのつもりだったんですが、「地球は温暖化していない」と私が信じ込んだように受け取られたみたいで、たぶん私の書き方がよくなかったんでしょう。すみません。

ともあれ情報提供ありがとうございます。リンク先を読んでみます。

>やまだくん

おおっ、理系からのコメントありがとう。
私は冗談抜きでこういう分野が分からないので、異論をいくつも見せられるとどれが「まともな科学」なのか分からなくなるから困ってるよ(^^;)基本的には、いろんな考えを知ることは悪いことではないと思っているのだけれど。

温暖化懐疑派は武田邦彦以外にも何人かいるんだけど、ネットで検索かけてみたら批判にあってるのは武田邦彦だけなんだよね。どーも武田邦彦のトンデモぶりが「懐疑派=バカ」という印象を作っている気がする。

京都議定書の目標基準の達成を約束していないアメリカの論理は、なぜ先進国のみが約束をするのか、温室効果ガスを大量に排出している発展途上国の中国とインドが目標達成を約束しない間は、アメリカも約束はしないというもの。アメリカも、こんなこといわずに、武田という人の議論を使えば(使えるとすれば?)、もっと楽なのではないかと感じました。
 日本文化の特徴の一つとして、日本の専門家は俗説の誤りを、あまり厳しく指摘しないという点があるそうです。個人的関心でいえば、かつての、イザヤ・ベンダサン(山本七兵)のユダヤ教理解や、最近でいうと、塩野七生のローマ人の物語でのローマ法理解は、専門家が見れば問題があることは、すぐに気付くそうです。この点をローマ法の専門家に聞くと、「困っているのですが、この本でローマ法に興味をもってくれれば・・・」というばかりでした。武田という人の本も、これで地球温暖化問題に興味を持つ人が増えてくれれば・・・まあ、いいか、と言うのが専門家のスタンスでしょうか。
 ヨーロッパでは、「地球温暖化による地球の破滅」という言葉が使われすぎてインパクトを失いつつあるので、別の表現(アプローチ)をしようという動きになっています。
 このまま進むと地球は4度の温度上昇(平均気温)が発生してしまうので、温室効果ガスの抑制で、これを2度以内に抑えようという言い方がされているのを、最近、よく目にします。EUの極めて積極的な温室効果ガス抑制対策も、これで温度上昇を2度以内に抑制するのだという言い方をしています。自分たちの努力と、中国・インドの抑制が加われば、2度以内という目標達成は可能だとしています(2度でも、影響は甚大です)。
 こんな、アプローチも増えてきました。温室効果ガス問題で中国が非難されているけれども、中国を世界の工場として利用している先進国の消費者に責任はないのか。低い環境基準による低コスト商品の恩恵をうけている先進国の消費者こそが、地球温暖化を作り出しているのではないかという議論。
 話は変わりますが、グローバルな問題になると、どしても中国がからんできますね。現在、世界のセメント消費量の半分、そして鉄の消費量の4分1が北京という一つの都市で消費されています。そんな中で、今日は、北京オリンピックの開会式です。
 

ヘーゲル先生、おはようございます。

確かに、中国やインドが削減に協力しないと意味がないんですよね。そんな中で日本が6%減らしたところで、気候変動を止められるのか…と思ってしまいます。だから「一人一人ができることから実行しましょう」なんていう道徳の授業みたいなことを言われても、100%納得がいかないんですよ。

先進国の消費者にも責任があるというのは同感で、クールビズとか言ってノータイ用のシャツを何枚も買ってたら結局大量消費です。企業にしても、日本で一通り行き渡らせた商品(クルマなど)を「次の市場は中国だ」とか言ってばんばん売ったりしているんですから…。

もっと持続性を第一に考えよう、というのがLOHASの考え方だったはずなんですが、日本にも入ってきたものの一過性の流行で終わってしまいました。

北京オリンピックが始まりましたね。これからはあまり大規模な五輪はないのかもしれません。東京都も「コンパクト五輪」を招致の売りにしていますし。

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プロフィール

奈津

Author:奈津
198X年生まれ、富山県在住。
フリーランス翻訳者。
関心は雇用(特に若い世代の)とか日本語の変遷とか。
家の周りは田んぼです。

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