ヴェニスの商人

映画「ヴェニスの商人」(2004年イギリス)を見ました。

アル・パチーノ演じる哀しき高利貸し・シャイロックはもちろん見どころなのだけれど、むしろポーシャ(リン・コリンズ)の男装が大変な似合いようでドキドキしました。口ひげが可愛い!「恋に落ちたシェイクスピア」でヴァイオラ(グウィネス・パルトロー)がやはり口ひげをつけて男装をしていたのがすごく可愛かったのですが、それによく似てます。2人とも顔立ちの「女度」がそんなに高くない(悪く言えば地味顔)なので、男装が違和感ないのかも。

img038.jpg

バッサーニオの「妻のポーシャよりもアントーニオが大事」発言に対するポーシャの台詞「それは奥様の前で言わないほうがよろしいでしょうな」が省略されていたのは残念でした。好きな場面だったので…

img040.jpg

バッサーニオの結婚生活は間違いなく、「ポーシャの手のひらの上で転がされる」ことになると思います。

しかしびっくりしたのは、アントーニオとバッサーニオのキス!そういう関係だったのかー!

そういえば、アントーニオは最初誰だかわかりませんでした。バッサーニオと同年代だとばかり思っていましたよー。

♪この記事は50本目です♪
スポンサーサイト

テーマ : 見た映画の感想 - ジャンル : 映画

comments

もう一度

ワタクシは文字でしか見たことないんですが・・・
natsuさんの(?)挿絵を見て、映画見たくなりました^^

たしか、法関係の話で引き合いに出されていたような・・・

映画、面白かったですよ~。
シャイロックは悪役のイメージが強いんですが、この映画では「差別に遭っているユダヤ人」っていう悲しい面も描いていたのが印象的でした。

「体から肉を切り取る契約が有効」っていうのはスゴい法律ですよね。今だったら、そんな契約自体無効!で話が終わってしまいそうです(^^;)

とりあえず、達筆だと思う。

ほめられると図に乗ります。^^

ベニスの商人

久しぶりに、Miss Natsu の日記を見ました。この映画はイギリス映画ということですが、いまどき、イギリスでは、ユダヤ人差別にイメージが連結するような映画は作れないと思っていたので、イギリス映画であるということに興味をもちました。1950年代の映画でしょうか、オリバー・ツイスト(原作:ディケンズ)の映画を作るときに、泥棒の子供達の親分のメイクアップがユダヤ人を連想させるのではなないかとして、問題になったことがありました(何かで、読みました)。イギリスは、差別に対して非常に敏感で、差別(性差別も含め)があると、すぐに差別に関する審判所に訴えが出されて、差別した側は高額の賠償金を払うことになります。現在は、ロンドン警察の高級官僚が人種差別をされたとして裁判を提起しそうということが話題になっています。出産による女性管理職の昇格差別に関する審判などは、日常の出来事という感じです。
 このようなことから、イギリス映画となると、この映画のシャイロックの描き方、いまでは、このように描かないと、なかなか映画にできないのかなと、とも考えました。

ヘーゲル先生、お久しぶりです。

イギリスがそんなに差別に敏感とは知りませんでした。が、むしろ日本が鈍感なのかもしれません。女性の昇進がまだまだ難しかったりしますし。

「ヴェニスの商人」でシェイクスピアはシャイロックに「ユダヤ人とキリスト教徒の何が違うのか?」という台詞を吐かせ、ユダヤ人差別の理不尽さを描いてはいるんですが、その割には「悪いユダヤ人をキリスト教徒がやりこめて、めでたしめでたし」という喜劇に仕立ててしまっているのが中途半端といえば、中途半端なんです。

それが実は時代的制約(おおっぴらにユダヤ人擁護を表明すると演劇界から干されるとか)のためで、むしろ「ヴェニスの商人」をシャイロックの悲劇とみる最近の解釈のほうがシェイクスピアの本来の趣旨だった…というのは、想像しすぎでしょうか。

映画はキリスト教徒側の勝手さが目について、どうしてもシャイロックに感情移入してしまいました。

comment form

管理者にだけ表示を許可する

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

奈津

Author:奈津
198X年生まれ。
フリーランス翻訳者。
関心は雇用(特に若い世代の)とか日本語の変遷とか。
家の周りは田んぼです。

最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
フリーエリア
ブクログ
twitter
最近のコメント
最近の記事
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

なかのひと
無料アクセス解析