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優秀生徒に「奨学金」

2008年5月17日付北日本新聞「優秀生徒に図書券6万円 富山高・同窓会が奨学金」(記事

 別に法律に触れるとかいう話ではありません。ではなぜ記事になっているのかというと、「優秀やからって金くれたるのはどないやねん」という記者の(あるいはタレコミしたと思われる読者の)疑問だと思うのですね。

 この「奨学金」に漠然と疑問を感じるのは、「勉強の見返りが金銭というのはあまりにミもフタもないんじゃないか?学問ってのはもっとこう、崇高で、高尚なものなんじゃないのか?金に換算できるような卑俗なもんか学業って?」という学問観が根底にあるからではないでしょうか。

 もちろん、これはあくまでも理想論です。富山高校みたいな進学校でする勉強というのは100%大学受験のための勉強であって、何のためにいい大学へ行くのかといえば、一部上場企業に入って(あるいは医者や国家公務員や地方上級公務員や法曹になって)、この世をば我が世とぞ思ふ望月の、とまでは行かなくても4分の3月ぐらいの楽しい生活を送るためですから、最終的にはやっぱり金目当てなのです。

 とはいえ、勉強が金になるなんて即物的なことを高校生の段階で教えていいものか…とも思います(教えなくたって遠からず知るでしょうし)。同窓会がこの制度をおおっぴらに実施してこなかったのも、一抹の後ろめたさがあったからじゃないかと思うんですよね。学校と同窓会は「がんばっている生徒を応援する制度」だと言っていますが、それなら全生徒に周知しろっていう話ですからね。

 生徒を応援したいという同窓会の気持ちそのものはまっとうです。が、もうちょっと別のやり方があるような気がしますね。同窓会の力というのはネットワーク力、人脈であって、集金力じゃないだろうと。

 そもそも、奨学金って「家が貧しくて学費を払えないが勉強したい生徒・学生を援助するもの」じゃありませんでしたっけ。公立高校に「学費が払えない」なんて子はいなさそうですし、この制度を「奨学金」と銘打つことに違和感を抱きますね。そんなに金銭をあげたいなら、大学の学費を援助するとかどうでしょうか。
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テーマ : 教育って何だ? - ジャンル : 学校・教育

comments

> 何のためにいい大学へ行くのかといえば、一部上場企業に入って(あるいは医者や国家公務員や地方上級公務員や法曹になって)、

これはちょっと言いすぎでしょう。続きの思ったことは自分のブログに書くことにしよう。

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プロフィール

奈津

Author:奈津
198X年生まれ、富山県在住。
フリーランス翻訳者。
関心は雇用(特に若い世代の)とか日本語の変遷とか。
家の周りは田んぼです。

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