映画「ブーリン家の姉妹」

 イギリスの時代物映画「ブーリン家の姉妹」(2008年)を見ました。

 私はヨーロッパの時代物映画が嫌いではなく、「エリザベス」「エリザベス ゴールデン・エイジ」はお気に入りなので、その親世代の話ということで面白く見ました。時代物の楽しみである衣装もとっかえひっかえ華やかで、眼福でしたー!

 ただ、予備知識がないと分からないところもあって、高校で習った歴史の知識がきれいに消えている私にはちょっとつらかったです。男性キャストが国王ヘンリー8世以外はみんな同じに見えるのもやや難。Wikipedia で筋書きを読んで、やっと理解できました。

 主役の「姉妹」をナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという若手二大女優が演じたことで話題を呼びましたが、光っていたのは断然ポートマンでした。先にヘンリー8世の愛人になった妹を宮廷から追い出すときの冷たい笑み、男児を流産したと分かったときの絶望と、追い詰められるあまり弟と同衾しようとする狂気。野心的で計算高い女の強さと弱さを、全身で演じていたと思います。それに比ると、ヨハンソンは印象が薄いです。きれいなんですけど、ポートマンの上目遣いの魔力には及びません。

 それにしても、仲良く育った姉妹が王の寵愛をめぐって対立してしまうんですから、宮廷は怖いです。

 フランスでの修行を終えたアン・ブーリン(ポートマン)がイングランドに帰ってくるシーンは若干ギャグ化してましたね。怪獣現る、みたいな演出でしたから。

 ヘンリー8世はいいところがありませんでした。あれじゃ単なる浮気性の男です。それでいいのかヘンリー!

 最後はアンの死後、遺児のエリザベスが草原で遊んでいるところで終わるので、本作→「エリザベス」→「ゴールデン・エイジ」という順番で見ると良さそうですね。
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奈津

Author:奈津
198X年生まれ。
フリーランス翻訳者。
関心は雇用(特に若い世代の)とか日本語の変遷とか。
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