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筆坂秀世「政党崩壊!」

筆坂秀世「政党崩壊!」(講談社プラスアルファ新書、2009年10月)

全部読み終えたので、追加で感想を。

第4章「かくして自民党は『歴史的役割』を終えた」が面白かったです。冷戦終結→市場原理主義が広がる、という流れがよく分かりました。が、ちょっと難しかったので、前回の記事で書いた「平易」は撤回。実はこの章だけだとちょっと説明不足の感があるんですが、補章2と合わせて読むと理解できます。

・共産党について。
自民党が議席を減らすのと同時進行で共産党の勢力も衰えていった、という分析はなるほど~でした。筆坂さんは共産党の全国組織や地方議員の数の多さが「他党にない強み」だと書いていて、今後に期待するようなニュアンスが感じられるんですが、私はやっぱり共産党はもう終わっていると思う。「強み」だという組織自体が高齢化する一方だと、ほかでもない筆坂さんが言ってるんですから(※)。革新自治体がいくつもできた60年代~70年代には、共産党が一定の支持を集めていたことは事実ですけど、それはソ連とか中国とかの社会主義国がいい国だと信じられていて、日本もそうなるかもっていう話があながち夢物語ではなかったからでしょ。今そんなこと信じてる人はいません。
理念の部分で支持を集められない上に、生活に結び付いた問題でもぱっとしないのが今の共産党です。最近問題になっている非正規切りや貧困問題は本来なら共産党の得意分野のはずなんですが、それらで存在感を発揮したという覚えもないですから。「蟹工船」ブームにもあやかれなかったようですし。この先、多少長らえることはあっても、盛り返すことはないんだろうなと思います。

※ 筆坂秀世・鈴木邦男「私たち、日本共産党の味方です。」(情報センター出版局、2007年6月)

今日は珍しく(?)硬派な話題でした。

政党崩壊! 二〇一〇年体制を生き延びる条件 (講談社+α新書)政党崩壊! 二〇一〇年体制を生き延びる条件 (講談社+α新書)
(2009/10/21)
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奈津

Author:奈津
198X年生まれ、富山県在住。
フリーランス翻訳者。
関心は雇用(特に若い世代の)とか日本語の変遷とか。
家の周りは田んぼです。

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