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ためるのは何のため

20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!
野瀬大樹・野瀬裕子著
発行 クロスメディア・パブリッシング
発売 インプレスコミュニケーションズ
発行年月 2009年4月

20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!20代、お金と仕事について今こそ真剣に考えないとヤバイですよ!
(2009/04/14)
野瀬 大樹野瀬 裕子

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な、長いタイトル。
その通りだと思うところもあったし、それはちょっと?と思うところもありましたが、読んで損はしない一冊だと思います。

まず、こういうマネー管理指南の本は大抵、お金を持っている世代の人(中年くらい)を対象にしたものが多いと思うんですが、まだそんなにお金を持っていない未婚の20代を対象に書かれている、というだけでも貴重だと思います。

「なんとなく給料をもらって、なんとなく使っていないか?」「(ATM手数料など)無駄な支出をしていないか?」「結婚資金やマイホーム購入のことを今から考えているか?」などなど、自分自身あてはまることが多く、今までお金の管理がいかにいい加減だったか反省させられました。実際、私は恥ずかしながら、メインの銀行口座の金利を知りませんでした。この本を読んで、あわてて調べたという体たらくです。
少しの心がけで減らせる支出がかなりあることが分かりますし、末尾で「大事なのはこの種の指南書を読むだけで終わらせず、その中の1つでも実行すること!」と読者に促しているのもなるほど、そうだなと思いました。

共感できなかったのは、すべてを数字だけで考えてしまっている点でしょうか。ATM手数料のように「ちょっと気を付ければなくせる支出」がないか見直そう、というところまでは良かったのに、「スタバのカフェラテ(400円)を勤務日に必ず飲む人が、それを缶コーヒーに変えるだけで年に約8万円の節約になる」というところで急激にみみっちい話に転落してしまっています。スタバのカフェラテと缶コーヒーでは満足度が違いませんか?満足度を犠牲にしてまで節約するのでは、お金は貯まっても、精神的にみじめになっていきます。
著者の言っていることを極論すると、食事は一汁一菜、嗜好品も趣味もレジャーもダメという修行僧のような生活になってしまわないでしょうか。それでは楽しくも何ともありません。

要は、何のためにお金が必要で、「これには○円くらいまでお金を使ってもいいけど、これには使うべきでない」ということをはっきりさせるべきなんです。あれもダメ、これもダメと言われては、わびしいだけです。

また、不動産投資をやたらと勧めている割には財産三分法に全く触れていないのも気になりました。やはり資産運用(というと、ちょっと仰々しいですが)の本の中で、最も過不足なく堅実なのは橘玲の著作でしょうね。
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テーマ : こんな本を読んだ - ジャンル : 本・雑誌

comments

No title

橘玲?

No title

こんばんは(^^)
橘玲(たちばな あきら)は、金融に関する小説や解説本をよく書いている人です。代表的なのはやはり「黄金の羽根」シリーズでしょうか。世の中を斜めに見るような独特の皮肉っぽさがあるので好き嫌いの分かれる作家ですが、言っていることは庶民目線で堅実ですし、分かりやすいです。

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プロフィール

奈津

Author:奈津
198X年生まれ、富山県在住。
フリーランス翻訳者。
関心は雇用(特に若い世代の)とか日本語の変遷とか。
家の周りは田んぼです。

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