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映画「ドリームガールズ」

ミュージカル映画「ドリームガールズ」のサントラをツタヤで借りてきました。この映画は2年前の公開時に劇場で見たのですが、WOWOWのアカデミー賞特集で放送されていたので再度見て、曲の良さに感動したので。

最初に見たときは、アカデミー助演女優賞のジェニファー・ハドソンが新人だとは知らず「パワフルな歌手だなー」くらいに思ってました。が、あらためて見ると、新人のハドソンがリードシンガーでビヨンセがバックコーラスというのはすごい図です。そのことに無理さを感じさせないくらいハドソンの歌唱力は圧倒的。

劇中で、気落ちしているエフィ(ハドソン)に歌手仲間やマネージャーが "Family" という曲を歌うんですが、歌詞がとてもいいです。

so don't think you are going
you are not going anywhere
you are staying and taking your share
and if you get afraid again, I'll be there

we are a family
like a giant tree branching out toward the sky
we are a family
we are so much more than just you and I
we are a family
like a giant tree
growing stronger, growing wiser
we are growing free
we need you


下手なりに歌詞を和訳すると、

君はひとりじゃない
どこへ行くにも僕らが一緒
すべてを分かち合おう
不安なときはそばにいてあげる
僕らはファミリー
大空に枝を伸ばす大木のような
僕らはファミリー
君と僕だけじゃない
僕らはファミリー
大木のように伸びていく
より強く、より賢く
自由に伸びていく
それには君が必要なんだ

…という感じでしょうか。

映画の製作当時は誰も思いもよらなかったことだと思うんですが、ハドソンは昨年10月に母、兄、甥を殺されています。 "Family" なんていう歌が歌われる映画に出たあと、家族を殺されるというのは、何とも。
それを踏まえたうえでこの曲の歌詞「私たちはファミリー、君は1人じゃない」を読むと、ハドソンの境遇にあまりにも合っていて泣けてきます。



ところで、ハドソンとビヨンセの存在感でかすみがちですが、ローレル役のアニカ・ノニ・ローズは高音から低音までとてもきれいな歌声です。作中で彼女が歌っている "Patience (辛抱)" はゴスペル風で、何度も聞きたくなる温かさがあります。



I know you have questions
same ones as me
How long has it been?
How long will it be?
When will come the morning
to drive the night away?
Tell me when will come the morning
of a brighter day?

Patience, Little Sister
Patience, Little Brother
Patience, Patience
Take each other by the hand
Patience, Little Sisters
Patience, Little Brothers
Let us walk together
to the Promised Land

There's a river to cross
And a mountain to climb
Patience, Patience
It's gonna take some time


またしても下手なりに歌詞を和訳すると、

君の聞きたいことは分かってる
僕も同じことを考えていた
いつからこんな世の中になってしまったのか
いつまでこんな世の中が続くのか
夜を消し去ってくれる朝は
いつになったら訪れるのか
教えてほしい、夜明けはいつ訪れるのか
輝く日の夜明けは

くじけないで、妹よ
くじけないで、弟よ
今は辛抱のとき
互いの手を取り合おう
くじけないで、妹たちよ
くじけないで、弟たちよ
ともに歩こう
約束の地を目指して

川が行く手をふさぎ
山が立ちはだかる
今は辛抱のとき
何かが変わるには時間がかかるから

この曲は80年代に書かれたものではありますが、舞台設定は1970年代前半なので、ベトナム戦争が泥沼化してアメリカ中に厭戦気分が広がっていたころの雰囲気が前提にあります。
しかしこの歌詞、今の日本の世相にも当てはまる気がして、なんだかしみじみと口ずさんでしまいます。

ついでに書くと、日本の歌で歌詞がこれにそっくりなのが岡林信康の「友よ」です。

夜明けは近い 夜明けは近い
友よ この闇の 向こうには
友よ 輝く明日がある


これは本当にベトナム戦争のころに作られています(1968年)。70年前後の空気は日米共通したものだったのかもしれません。ちょうどこのころに学生運動が盛り上がったのも世界的な傾向でしたしね。

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テーマ : オスカー受賞 - ジャンル : 映画

それは読める

hospital

「耳鼻いんこう科」ってひらがなで書くかな~。
「いんこう」という表音文字だけにされると、「援交」とか「陰謀」とか、悪い意味の単語ばかり連想してしまいます。
「皮ふ科」と書いてあるのはときどき見かけますが、「膚」は難しい漢字(※)なのでかな書きにするのも分かります。でも「咽喉」なんて別に難しい漢字じゃないんだし、漢字で書いたほうが意味も分かるのに。「読めない人がいたら大変じゃないか!」と院長が心配したとか。

あ、2回続けて病院の話になってしまった。

※ 私の「難しい漢字」の基準は「何も見ずに書けるか否か」です。

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テーマ : ことば - ジャンル : 学問・文化・芸術

久坂部羊 「破裂」

久坂部羊(くさかべ・よう)氏の小説「破裂」を読み終えました。




ノンフィクション大賞を狙い、阪都大学病院の若手麻酔科医・江崎を通じて医療過誤の事例を集めるフリージャーナリストの松野。江崎が医療ミスについて同僚医師から聞き取りをしていると知った看護師の安倍は、江崎に相談を持ちかける。阪都大学病院で、心臓外科の助教授・香村が執刀して手術後5日で急死した男性患者の峰丘の遺族が、死因は香村の手術中のミスだとして訴訟を考えているという。

一方、厚生労働省では主任企画官の佐久間が、新たに設立する国立ネオ医療センターの副センター長に香村を抜擢しようとしていた。香村が研究中の心不全治療法「ペプタイド療法」に目をつけていたのだ。ペプタイド療法は弱った心臓の機能を劇的に回復させるかわりに、数ヶ月で心臓が破裂して急死するという致命的な欠陥があった。佐久間は高齢者人口の急激な増加を解決するため、ペプタイド療法を「奇跡の若返り療法」として宣伝し、高齢者を次々に葬ろうとしていた。




内容はかなり過激です。佐久間ら「ペプタイド療法推進派」ははっきりと、「高齢者の多くは早く、そして楽に死にたがっている。死なせてやったほうが彼らは幸福だし、高齢化問題も解決できる」と言い放ちます。ずいぶん乱暴な理屈に聞こえますが、それは高齢者医療に携わってきた著者の実感でもあるのです。身体は自由にならず、好きなことができない、用を足すのにも人の助けを借りなければならない、長寿なんて楽しくも何ともない、「若い世代に負担ばかり強いる厄介者」でいるのはつらい、それよりも早くお迎えが来てほしい、ぽっくり逝けたらいいのに―と、多くの高齢者が願っていると。

戦後、日本の医療はひたすら「生き続けること」が絶対的に良いことだと信じ、自然に死なせるべき患者まで救って平均寿命を延ばし続け、その結果が「4人に1人が高齢者」という超高齢化社会の到来だ、放っておけば日本は崩壊―文字通り「破裂」―するという佐久間の熱弁は、著者自身が高齢者医療の現場で痛いほど感じてきたことなのでしょう。

だからといって、人口調整のために特定の年齢層を人為的に死なせていいはずはありません。ここに、日本の医療が道を誤った結果生まれたジレンマがあるのです。本来、長寿は喜ぶべきことのはずだったのに、この国ではそうではなくなってしまいました。この国は今、これまで経験したことのないほどたくさんの老人を抱えてしまったために、初めての事態にどうすればいいか分からず、老人すなわち厄介者になってしまったのです。

著者は佐久間の主張に賛同しているわけではなく、むしろ佐久間を酷薄な人物として描いています。しかし、佐久間の計画を知ってそれを阻もうとする江崎も「情熱あふれる若き医師」などではなく、実は麻酔依存症。その上、認知症を発症した母親を施設に放り込んで見舞いにも行っていません。松野は正義感というよりライターとして名を上げることばかり考えていますし、香村は出世のことで頭がいっぱい。だれもが問題を抱えていますが、そうした露悪的ともいえる人間描写がかえって現実感を出しています。一切の建て前と美談を排した問題作といえるでしょう。

本作は医療過誤裁判と佐久間の人口調整計画という二つの筋から成り、どちらが主筋でどちらが脇筋なのか、また二つの筋がどう絡むのかなかなか見えてこないのが構成的にやや残念なところです。メインの筋は後者のはずなので、前者はもう少し端折ったほうがよかったのではと思いました。もちろん脇筋も、大学病院(阪大がモデル?)の封建制度のようなピラミッド構造や、医療過誤裁判の難しさをはっきりと描いていて興味深いです。これだけでもひとつの小説になりそう。

あと気になったのは、登場人物が多すぎるのではないかという点。官僚、医師、看護師、弁護士、患者、その娘、その夫、記者…とどんどん人が出てくるので、「これはもしかして、『人を出しすぎて収拾がつかなくなるパターン』か?」と心配になりました。最後は何とか収束していましたが、いらないと思えるエピソードもあったので、まだ削る余地があると思います。

終盤の江崎の台詞がなんと言っても印象的です。理想に過ぎないかもしれないけれど、だからこそこの精神を忘れては、いけない。

「安楽死を超える快適な死の実現ですか。それは無理です。医師には身に染みついた最低限の倫理があるのです。いくら傲慢で、欲の深い医師でも、目の前の命を殺すことはしません。効率や利益を優先して弱者を切り捨てるのは、官僚や企業の発想です。医師は命を救います。どんなに手間取っても、経費が高くついてもです。現場で患者の苦しみに触れたことのない人間にはわからないでしょう」

テーマがテーマだけに、作中ではっきりと解決策が示されるわけではなく(日本中が今それを模索しているのですから)、実に難しい問題だと思いますが、高齢化だけでなく幸福な生き方・死に方について考えさせられる作品です。

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テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

“酔っ払い”大臣?

中川財務大臣の「酔っ払い記者会見」、テレビでは見なかったのでインターネットの動画で見ました。確かにひどい。風邪薬でここまでにはならないでしょう、普通。国内ならまだしも(それでも呆れますが)、G7の会議後の会見でこれをやったかと思うと絶句です。

このニュースで各紙「ろれつが回らない」という表現を頻繁に使っていたんですが、英語でそれに当たる表現はあるのか?ということで Guardian を見てみると、

The Japanese finance minister, Shoichi Nakagawa, offered his resignation today, after slurring and yawning his way through a press conference at the G7 meeting in Rome at the weekend.


という文章が出てきました。slur って何?と思って辞書を引いてみると、「(音・語などを)不明瞭に発音する」。音楽で、二つ以上の音を滑らかに(つなぐように)演奏するよう指示する記号「スラー」はこれだったんですね。知りませんでした。人の話し方が「スラー」だというと「言葉の切れ目がはっきりしない」という悪い意味になるわけです。

Nakagawa's appearance in Rome was punctuated by long pauses, garbled sentences and an apparently overwhelming desire for 40 winks.


「まばたき40回」って…数えたのか。

中川大臣の釈明「グラスに口をつけただけ」は sip という単語を使うそうです。知らなかったので覚えておこう。

He admitted drinking on the flight from Tokyo to Rome on Friday, but insisted he had no more than a sip of wine at an official lunch the following day.



記事と動画は以下に。↓

2009年2月16日付ガーディアン "Japanese finance minister resigns after slurring his way through G7 briefing"

ちなみに、「ろれつ」は漢字で書くと「呂律」。元は「りょりつ」と言い、中国や日本の古い音楽の用語で、音階のことです。「ろれつ」も slur も音楽用語だというのは偶然だと思いますが、面白いですね。

テーマ : 時事ニュース - ジャンル : ニュース

不思議なアンケート

心筋梗塞:胸に圧迫感「心筋梗塞かな…」 迷わず119番を 通報1割、手遅れの恐れ」(2009年1月24日 毎日新聞)

心筋梗塞「救急車呼ぶ」日中1割 夜は3割、厚労省調査」(2009年1月19日 共同通信)

心筋梗塞らしき症状が出たときに救急車を呼ぶ人は1割程度だそうです。上掲の記事によれば心筋梗塞は1時間以内に専門医の処置を受けるかどうかが生死の分かれ目になるそうなので、救急車をすぐにも呼ぶべきなのに、そうする人が1割だなんて由々しきことだ!というのが記事のおおざっぱな内容。

なんですが、よく読んでみると、アンケートを取ったのは無作為抽出した1200人ですから、ふだん医者から「あなたは心筋梗塞になる危険が高い」と言われている人もいれば、全くそうでない健康体の人もいるわけです。前者だけにアンケートを取ったら、「すぐ救急車を呼ぶ」という人はもっと多いはずです。

「研究班主任で国立循環器病センター(大阪府吹田市)の野々木宏緊急部長は『高血圧や糖尿病などリスクのある人は心筋梗塞のサインを知り、もしもの時はすぐ119番を』と呼び掛けている」と共同の記事にありますが、そういう「リスクのある人」は医師から「こういう症状が出たら心筋梗塞の可能性がありますから、すぐ救急車を呼ぶように」と言われているんじゃないでしょうか。

…と考えると、この調査は意味があるものなのか疑問を感じてしまいます。「心筋梗塞で亡くなった人の9割がすぐに救急車を呼んでいなかった」というのならば分かるんですが、心筋梗塞の危険がある人が「救急車を呼ぶべきとき」を分かっているなら別に問題はないのでは。

テーマ : 医療・健康 - ジャンル : ニュース

今日は雪です

久しぶりの降雪。

SN3G0218.jpg

かなり、ガンガン降ってます。

SN3G0226.jpg

明日は早く家を出ないと。

テーマ : 写真日記 - ジャンル : 日記

イプセン「ちっちゃなエイヨルフ」

14、15日は東京に行ってきました。

品川駅にて

品川駅

「ゆずりあいましての」って何だか丁寧すぎて変な感じ。「ゆずりあってご通行ください」で十分だと思うのですが。

池袋のあうるすぽっとで、イプセン作の演劇「ちっちゃなエイヨルフ」を鑑賞しました。

ちっちゃなエイヨルフ
「表裏源内蛙合戦」で共演した高岡早紀さんからお花が。

ちっちゃなエイヨルフ
「正信」じゃなくて「政信」です。

「ちっちゃなエイヨルフ」、とてもいいお芝居でした。アルフレッド(勝村さん)とリタ(とよた真帆さん)の疲れた夫婦の雰囲気が本当に何というか、イヤーな感じなんです。お互いに何でも相手のせいにして、甘えたがって、うまくいかなくていらいらしている。そこから本音をぶつけ合って吹っ切れる、というプロセスが、ゆっくりではあるんですが見えてきました。

人物同士の距離がなかなか興味深くて、最初は夫婦やきょうだいが強く抱き合ったり手をつないだりするのに、中盤になるとそれがなくなって、一方が手をつなごうとしたり、抱き寄せようとしても相手が拒んだりします。で、最後はまた、そっと手を取る。それがストーリー展開とうまく重なっていたように思います。

ボルグハイムを演じていた野間口徹さん、純朴な雰囲気で好印象でした。調べてみたら、「容疑者 室井慎次」に出演されてたんですね。「容疑者―」は何度も見てたんですが、調べるまで分かりませんでした。野間口さんかなりイイ感じです。

野間口徹さんのブログ 「ひきこも

テーマ : 観劇・劇評 - ジャンル : 学問・文化・芸術

岩塩ランプ

13日の仕事帰りに総曲輪グランドプラザに行ったところ、ソルトランプの販売をしていました。岩塩だそうです。中にランプが入っているということなんでしょうか。このゴツゴツ感と、オレンジ色の光の暖かい感じが何とも素朴です。特に薄暗い中だと、きれいですね。

岩塩ランプ01

岩塩ランプ02

岩塩ランプ03

岩塩ランプ04

セピア色にしてみました。↓

岩塩ランプ05

テーマ : 鉱物・結晶・クリスタル - ジャンル : 写真

かかる事情ありとは知らず

先日のニュースで京品ホテルの従業員強制退去が報じられていて、「京品ホテルは昨年10月に廃業し、従業員が自主営業を続けており…」とアナウンサーが言っていたのを聞いて驚きました。

というのも、まさに昨年10月、私は品川駅前で急遽泊まらないといけなくなり、東横インで満室だと断られ、目に入ったのが「KEIHIN HOTEL」の看板。聞けば空室があり、料金は少し高いなと思いながらも背に腹は変えられず、1泊したのです。クレジットカードの記録を確認すると泊まったのが10月19日の夜で、廃業したのが10月20日だそうですから、チェックアウトしたその日にホテルは廃業してしまったわけで、大変なときに泊まってしまったようです。その晩は別に騒ぎなどはなく、いたって静かでしたが…。

それにしてもこのニュースを聞くまで、明治時代からある老舗のホテルだなどとは全然知りませんでした。「KEIHIN」を「京浜」だと思ったくらいです。確かに思い返してみれば、内装が古い感じでした。客室のテレビは100円玉を入れるタイプでしたし…。

テーマ : 気になるニュース - ジャンル : ニュース

店頭の張り紙

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洋服屋さんで「タイムサービス」って初めて見ました。
お惣菜じゃないんだから。

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「体臭」って…
そんな大きな字で…

テーマ : 街の写真 - ジャンル : 写真

プロフィール

奈津

Author:奈津
198X年生まれ、富山県在住。
フリーランス翻訳者。
関心は雇用(特に若い世代の)とか日本語の変遷とか。
家の周りは田んぼです。

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