効果的な写真

2009年11月04日 21:54

イングリッシュジャーナルのインタビューで以前、英紙ガーディアンの日本特派員であるジャスティン・マカーリー氏が「日本の新聞は写真がイマイチ」と言っていたのですが、確かにそうかも、と思う記事に出会いました。トヨタのF1撤退の報道です。

まず、朝日新聞。

朝日新聞
"トヨタ、今季限りでF1完全撤退 「商品に資源投入」"

次に、毎日新聞。

毎日新聞
"トヨタ:F1撤退…業績悪化、今年限り 日本勢ゼロに"

そして、ガーディアンは下の2枚。

ガーディアン

ガーディアン
"New blow for Formula One as Toyota pulls out in bid to cut costs"

やっぱり、ガーディアンの写真の方がインパクトがあるように思います。朝日と毎日が豊田社長を手前、F1チーム代表の山科専務を奥にして撮っているのに対し、ガーディアンは山科専務を手前にして、豊田社長はほとんど顔が分からないくらいにぼかしています。泣いている人に焦点を当てて、あとは徹底的にぼかす。「誰を撮っているのか」がはっきり分かるのです。一方、朝日と毎日は山科専務を写してはいるものの、「社長も撮らないといけない」かつ「社長は手前でないといけない」という考えに縛られているような気がします。でも実は、この記事の写真に豊田社長が写っている必要はない。泣いている山科専務一人の写真で、十分すぎるほど「語る写真」になるんですよね。あれもこれも一枚に収めようとするとインパクトが薄れるという例ではないでしょうか。

ケータイのカメラしか持っていない私ですが、参考になった写真でした。

筆坂秀世「政党崩壊!」

2009年11月03日 23:39

筆坂秀世「政党崩壊!」(講談社プラスアルファ新書、2009年10月)

全部読み終えたので、追加で感想を。

第4章「かくして自民党は『歴史的役割』を終えた」が面白かったです。冷戦終結→市場原理主義が広がる、という流れがよく分かりました。が、ちょっと難しかったので、前回の記事で書いた「平易」は撤回。実はこの章だけだとちょっと説明不足の感があるんですが、補章2と合わせて読むと理解できます。

・共産党について。
自民党が議席を減らすのと同時進行で共産党の勢力も衰えていった、という分析はなるほど〜でした。筆坂さんは共産党の全国組織や地方議員の数の多さが「他党にない強み」だと書いていて、今後に期待するようなニュアンスが感じられるんですが、私はやっぱり共産党はもう終わっていると思う。「強み」だという組織自体が高齢化する一方だと、ほかでもない筆坂さんが言ってるんですから(※)。革新自治体がいくつもできた60年代〜70年代には、共産党が一定の支持を集めていたことは事実ですけど、それはソ連とか中国とかの社会主義国がいい国だと信じられていて、日本もそうなるかもっていう話があながち夢物語ではなかったからでしょ。今そんなこと信じてる人はいません。
理念の部分で支持を集められない上に、生活に結び付いた問題でもぱっとしないのが今の共産党です。最近問題になっている非正規切りや貧困問題は本来なら共産党の得意分野のはずなんですが、それらで存在感を発揮したという覚えもないですから。「蟹工船」ブームにもあやかれなかったようですし。この先、多少長らえることはあっても、盛り返すことはないんだろうなと思います。

※ 筆坂秀世・鈴木邦男「私たち、日本共産党の味方です。」(情報センター出版局、2007年6月)

今日は珍しく(?)硬派な話題でした。

沈む

2009年11月02日 21:54

何だか今日は、体調がいまいちです…
頭が働いてません。
本も読む気がしない。
うーん。

筆坂秀世「政党崩壊!」の短い感想

2009年10月31日 00:32

帰宅途中に書店に寄ったら筆坂秀世さんが新刊を出していて、面白そうだったので買って帰りました。

まだ半分しか読んでいませんが、とりあえず内容としては、

・民主党政権は歓迎。小沢さんは政治わかってる。
・社民党はちょっとしか議席取れてないんだから、民主党に無茶言うな。
・共産党は道を見失ってる。

てな感じです。
冒頭は穏やかな語り口だったのが、中盤になると筆がのってくるのか、表現や言葉遣いが強烈になってくるのがなんか面白いです。でも全体的には平易で論旨明快、テンポもよく読みやすい。

表紙裏の写真を見て初めて知ったんですが、この人髪型変えたんですね。私は前の方が好きでしたけど。

それにしても、筆坂さんは共産党批判に全然遠慮がないですね。古巣をここまで批判するのは実は愛着の裏返しではないか、という気もするんですが。

今日はもう眠いので、このくらいで。

根元のサフラン

2009年10月25日 18:27

県立図書館に行ったら、桜の木の根元に青い花が咲いているのを見つけました。「これクロッカス?でもクロッカスは春に咲くイメージがあるんだけどなあ」と思いつつ、写真に撮って帰宅。

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家に帰って、Wikipediaで調べてみたらこれはクロッカスではなくサフランでした。でも、どうしてこんな花壇でも何でもない所にサフランが咲いているんでしょうか?